アルミ青銅は耐久性が優れている!金属部品やアクセサリーに使用

過酷な環境にも耐える優秀な素材である銅合金のアルミ青銅

蝶ネジと蝶ナット

古くから人類が使用してきた金属材料である銅ですが、銅の重要性は現代でも変わる事無く、機械や電子機器の素材として無くてはならない為、むしろその重要性は増していると言っても過言ではありません。銅は加工性が良いのでさまざまな製品に使用されている金属材料ですが、純粋に銅として使用される場合もあれば他の金属との合金として使用される事も多いです。アルミ青銅もそうした銅合金の一種で、銅とアルミニウム、そして少量の鉄やニッケル、マンガンを混ぜ合わせたものになります。なお青銅というと銅と錫の合金の事ですが、アルミ青銅は上記のように銅とアルミの合金であり、さらに錫も含まれてはいませんので正確には青銅ではありません。なぜ青銅というのかというと、青銅は銅合金の中でも特に歴史が古く、銅合金を代表する存在なため、銅合金を指して青銅という名称がついています。軽量なアルミニウムを混ぜる事でより銅に比べて軽量であり、さらに硬さや引っ張りに対する強さも強く、特筆すべきは腐食にも強い素材となります。その特性を活かして工業部品や機械部品、そして船の部品など耐久性が必要で、さらに熱や海水などの影響が大きい場所での活躍が見られます。銅とアルミニウム、そしてその他の金属の配合率によって性質は変化し、いくつかの種類が存在しています。

アルミ青銅を構成する金属の歴史

アルミ青銅は、80%の銅にアルミニウムを加えることで作られていますが、鉄やニッケルやマンガンも少量加えられています。そのアルミ青銅を構成する金属の一つである鉄は、地球上に存在する金属の中でも、私たちが生活をする上で、非常に馴染みのある金属ではないでしょうか。加工しやすい金属の一つのため、まさにどこにでもあるような金属といえます。その身近な金属である鉄は、果たしていつ頃、どこで作られたものなのでしょう。鉄の起源には諸説ありますが、今から約3800年~4000年前のこと、現在のトルコ周辺である西アジアのヒッタイトで鉄は最初に作られたという見解が最も有力とされています。また、それとは別に、約3000年~3500年前の中国で作られたという説もあります。当初、鉄は鉄隕石という宇宙からの落下物である隕石を利用したものでしたが、鋳銅技術が進んでいる中国では、後に銑鉄が作られるようになり、この銑鉄を鋳型に流し込んだ鋳造鉄器と呼ばれる鋳物で、さまざまな鉄製品が作られるようになりました。このような鉄をはじめとして、私たちの生活になくてはならない金属材料ですが、その歴史を紐解くと、非常に興味深い金属材料のストーリーが数多くあることを知ることができます。

アクセサリーなどにも応用されるアルミ青銅とは

アルミ青銅と聞くと、私たちの生活には直接関わりのない金属材料だというイメージがあります。確かにアルミ青銅は、主に機械部品などに使われることの多い金属材料なので、馴染みがないのも当然のことです。しかし、アルミ青銅は偽金(ぎきん)とも呼ばれ、装飾品などにもよく使われています。偽金というと、一見すると偽札のような、あまり良い感じを受けませんが、アルミ青銅が金色に輝く金属であることから、アクセサリーなどにも多用されています。アルミ青銅は、もともと腐食に強い金属材料なので、船のスクリューにも用いられています。しかし、腐食に強いメリットはあっても、銅とアルミニウムの合金であることから、その金色が長く保たれることは難しく、短期間で黒く変色してしまう弱点があります。そこで、近年ではさまざまな元素を配合することで、長く金色に輝く金属材料も作られ、さらにアクサセリーに適した形になっています。この金属は、アクセサリーの他にも、テーブルウェアや建築材料、仏像・仏具などいろいろな製品にも応用されています。金メッキでは、やがて剥がれて下地の金属が露出してしまいますが、この金属は金色がそのまま長く続くことが大きな特徴です。

おすすめ記事

ネジの山

金属材料の加工を行う際は常に最新の注意を払おう

工場や鉄工所などで働く作業員にとって、金属材料を加工し、製品や部品に作り替えていくことは、もはや日常とも言えるような光景でしょう。工程…

MORE
ピアスをつける仕草

キッチンには金属材料のものがたくさんある

金属材料でできているものは生活のいたるところで目にしますが、家の中にもあちこちに見つけられます。特に多い場所と言えば、キッチンです。気…

MORE
青銅のチェス

商品を購入する際には金属材料について意識してみよう

電化製品や生活家電、調理器具や食器などは、毎日の暮らしに必要不可欠なものです。最近の生活家電などの商品は、機能が高いだけでなくデザイン…

MORE
アクセサリーの部品

金属材料の中でも銅は高いリサイクル性と価値がある

金属材料でも銅は様々な場所で見かけるものです。銅は導電性の高さから導体材料として使用され、電線や電子部品などにも使用されます。導電性だ…

MORE